どんな会社?!
大実製作所は「樹脂に特化した切削加工が得意な会社」とお伝えすれば分かりやすいでしょうか。私たちが所有する機械工作設備で、板材や丸棒をお客様のご要望に応じて、丁寧にひとつヒトツ加工しています。
樹脂はその時の温度や加工時のストレスに敏感に反応してしまう、言わば「生き物」のようなもの。だからこそ、加工後の変形なども見越し、各々の樹脂特性に合わせた加工プロセスを選定しなくてはなりません。
特に機能性を併せ持つ精密部品を加工する場合は、樹脂の特性を熟知し、細やかな神経を持った加工のプロが、これまでの作業経験などから得られたノウハウをもとにした加工方法の見極めが必要となり、状況に即した柔軟な対応力が求められる訳です。
大実製作所では、多様化するニーズにお応えするため、NC旋盤と汎用旋盤といったハードを多数揃え、さらに経験豊富な職人の知見・技術といったソフトをプラスすることによって「価値のある製品」をご提供いたします。
また、樹脂の切削加工だけにとどまらず、接着・溶接などの組立ての他、追加工など、樹脂の切削関連の業務も対応いたします。
ある工場で汎用旋盤の職人として働いていた大屋 勝(おおや まさる)が業界で注目されていた理由、それは……
「良いモノを、綺麗に、しかも早く作る!」
その様子を間近で見た旋盤職人やお客様から、感嘆の声が上がるほどの仕上がりだったそうです。
ダイヤモンド工具の出現により、昨今は比較的容易に実現できるようになりましたが、昭和30年代当時、こうしたことをやってのけた背景には、勝の並々ならぬ「探求心」と、「創意工夫」があったから…と聞いています。
その勝こそ、のちに独立し、大実製作所を立ち上げた創業者です。
元々「自分で事業を起こしたい!」という強い志があったのと同時に、強いチャレンジ精神に満ち溢れていたそうです。だからこそ「自分の技術がどこまで通用するのか試したい!」という気持ちで試行錯誤を繰り返し、大実だけの門外不出の技術が確立できたのではないかと強く感じます。
その後、勝は汎用旋盤の職人として、徐々に加工設備と人員を増やして、独自のアイデアを加工技術に活かし、事業を拡大してゆきますが、当時の独創性溢れるアイデアとチャレンジ精神は、今もなお大実製作所のDNAとして受け継がれています。
この「チャレンジする」という気持ちを常に念頭に置き、創意工夫を忘れることなく、日々技術を磨き、さらなる研鑽を積み、その状況に合わせて柔軟に設備・体制を整えて、お客様からのご要望はもとより社会的なニーズにもお応えして参ります。
「価値ある製品とは何か?」を追求し続けること。
これが、私たち大実製作所に課せられたミッションなのではないかと考えています。
図面に記載されている仕様を満足させること、納期を守ること、こうしたことはモノを作るうえで非常に大切なことです。しかし、長い事業活動のなかでは、さらに重要なことがある気がしてなりません。
それが、「価値ある製品とは何か?」を追求し続けること、であり、自らをさらに成長させることで、より高い次元での顧客満足が実現できると考えています。
幸いなことに、お客様から様々なご要望とご期待をいただいておりますので、価値ある製品をご提供させていただけるよう、それを毎日・毎時間、1つ1つ努力を積み重ねて参ります。
万が一少しでも気を緩めてしまうと、製品に反映されてしまい、結果として不正解となれば、そこで道は途絶えてしまいます。
しかし、各個人が自覚をし、意識を高めて努力を積み重ねた結果を、お客様や社会から正解として認めていただけるのであれば、それは間違いなく次に繋がると確信しています。
製造のみならず、大実製作所に関係するメンバー全てが「お客様の満足」の本質を如何に理解し、考えながら仕事をするか。これが非常に重要であり、こうしたことを実行してきたからこそ、結果として顧客満足度を高めることに繋がってきたものと信じています。
大実製作所は、これからも「価値ある製品とは何か?」を永続的に追求して参ります。
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