生産体制


CNC旋盤
CNC旋盤
機械保有台数
10

通常の旋盤は、回転している材料に加工を施すため、原則として前後左右対象の品物に向いています。

ただ、CNC旋盤というのは、さらに…
●対称中心からずれた穴加工
●上からの横穴加工
●それにタッピング(ネジ穴)加工もできます。

また、丸棒材から四角に加工したり、中心からずれたところにも自在に加工することが可能です。

さらに、長い棒材を加工する際に活躍するのがスピンドルの存在。

材料を片持ちのままで加工すると、ビビりが生じ精度がってしまうため、スピンドルを使って材料自体を両側から支えることによって、安定したびびりのない加工ができるのも特徴です。


色々と教えてください。


納期短縮・品質改善のための工夫とは?!
加工情報共有が品質改善のキーポイント!

加工情報共有が品質改善のキーポイント!

前回の加工情報履歴が残っているリピート製品についても、必ず検証し見直すのが大実製作所の習慣。

「もう少しスピードアップできる」とか「もう少し削れる」などと、常に加工プログラムを更新し、一分一秒でも短縮できるように努めています。実はこうした加工シミュレーションが、各自の経験則として積み重なって、どんな図面でも瞬時に何通りかの加工プロセスを引き出せるようになってゆくのではないでしょうか。

こうした加工方法の技術に関する情報のほか、新しい工具の情報についても関係者全員で共有することで、「納期短縮」「品質改善」に繋がっています。

Interview from Hiroshi Ohgiku

必要なのは段取る力!
仕事は段取り・準備でキマる!

仕事は段取り・準備でキマる!

効率的に仕事を進めるためには、手間をかけるべきモノとそうでないモノを見極めて、いかに早く段取りをして確実に品物を仕上げていくかを考えています。時間を掛け過ぎれば工数がかさみ、利益を圧縮するだけですからね。

私の場合、単純に納期順に仕事をするだけではなく、自分なりに工夫をして、効率良く仕事をするようにしています。

例えば、同じ刃物で加工できるものであれば、異なる図面のモノでもまとめて加工するんです。そうすれば段取りを変える手間(時間)が少なくなりますからね。
ですから、同じチャック、同じ径などで加工できるものは、まとめて作業することで、無駄な動きをしなくなりますので、結果的に納期短縮に繋がります。作業中でも次の工程の工具を準備するなど、常に一歩先を考えておきます。

それと、図面はひと通り確認して頭の中に入れておきますね。日々段取りの繰り返しです。そうすれば、心に余裕が生まれ、品質改善に繋がります。
段取り・準備が8割・9割。先輩達の作業を見ていれば分かります。「常にどうしたら早くできるかってことを考えてる」ってね。

Interview from Tomo Terasaki

Gコードの習得が僕を変えてくれた
毎日、モノを作れる幸せを感じている

毎日、モノを作れる幸せを感じている

元々モノ作りが大好きな私は、大実製作所での仕事が楽しくて仕方ありません。でも、プログラムを組むのに必要なGコードを覚えるのが大変だったのを覚えています。そうですプログラムで加工を自動化できるNC旋盤ですので、Gコードという軸の移動や座標系の設定などを処理する機能を覚えなくてはならなかったんです。

寸法精度がなかなか出ないことがあり、最初はとにかく試行錯誤ばかりでしたが、Gコードを習得したことで加工プロセスの引き出し(選択肢)が増えてきました。

そうすると作業にも余裕が生まれてくるんです。イッキに仕上げするのではなく、粗どり工程をいれてみたり、送り(移動)の速度を下げることで、結果的に良いものが早く作れたり。。不思議なものです。

品質とスピードも両立しなければならないので、とにかくまずやってみてギリギリのラインを探りながら作業しています。今や既成の刃物だけでなく、自分で研いで刃物を作っていますが、今は加工することが楽しくて仕方ありません。

自分でもっともっと使いこなせるGコードを勉強して、技術を磨いていきたいですね。

Interview from Taiki Yokota


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