生産体制


汎用機
汎用機
機械保有台数
20

プログラム全盛の今、大実製作所では縦・横フライス盤、ボール盤のほか、彫刻機などの汎用機は、今でも縁の下の力持ちです。

なぜでしょうか。
それは、一次加工だけでは完結出来ない加工が多く、プログラムを組んでまで行っていると、かえって工数が増えてしまう様な複雑な加工業務が増えているからなのです。

そんな時こそ、技術を培い、経験を積んできた大実製作所の職人達の出番です。

「この加工は●●さんにお願いしたい!」と、クライアントから実名で指名される大実製作所の職人の腕の見せどころです。


色々と教えてください。


フライス盤
苦労は買ってでもすべき!

苦労は買ってでもすべき!

かなり前の話ですが、なかなか思い通りに仕上げることができない品物があったんです。苦労しましたね。サンプルとして今でも持っているんですが、それを見ると今でも苦労した内容を覚えてますよ。忘れないんですよね。

でも、苦労というか自分にとって難しい高い壁にぶち当たったとしても、その壁を乗り越えることができる経験を積むことで、辛いことから逃げなくなるんですよね。だから、それまでに経験したことのない初めてのことでも、「やってみよう!」と前向きに進めるようになるんですよね。

班長として「苦労は買ってでもしろ!」と皆に伝えています。(笑)

ボール盤
エンザート、ソニックロック、圧入はボール盤で!

エンザート、ソニックロック、圧入はボール盤で!

「穴あけ」「面取り」「タップ(ねじ加工)」をするのがボール盤ですが、今や他の機械でも充分に対応できることです。

しかし、中にはマシニングセンタやCNC複合機では却って時間がかかってしまう加工もあります。そんな時こそ柔軟に対応できるのがボール盤です。

なかでも、エンザート、ソニックロック、圧入という加工は、マシニングセンタ等ではやりにくい作業のヒトツ。挿入工具を一個づつ手で入れていなければならない場合、マシニングセンタだと都度、機械の操作を繰り返さなくてはならないため、付きっきりで作業しなければなりません。

しかし、ボール盤はマシニングセンタの様に煩雑な作業はなく、手軽にレバーを下すだけで済んでしまいます。そこが利点ですね。ボール盤は早いし扱いやすい。それに精度も出ます。

何もかも自動化するのではなく、ケースバイケースでこうした汎用機を組み合わせることで、全体的なコストダウンや品質改善に繋がっていることをお忘れなく。

Interview from Fukazawa

彫刻機
マシニングセンタを補完するのが彫刻機の役割です!

マシニングセンタを補完するのが彫刻機の役割です!

一般的には文字彫刻をすることが多いこの機械ですが、大実製作所ではマシニングセンタでの切削加工を補完する役割を担っています。
特に極小な製品の長穴やザグリ・皿モミなどの切削加工で威力を発揮します。

Interview from Kazuhiro Akiyama


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