生産体制
マシニングセンタや複合機などを所有して切削加工をする企業はたくさんありますが、実は完成品として二次加工や組立ての出来る企業が少なくなった、とお客様からお聞きしたことがあります。
大実製作所は樹脂の切削加工の総合カンパニーです。2019年に稼働開始した筑西工場には、静電対策室を設置するなど、「接着・溶接」「仕上げ」「彫刻」なども含め、樹脂の切削加工に関する全てをお任せください。
貴社のご要望に可能な限りお応えすることをお約束します。
色々と教えてください。
本来はバリが出ないように機械加工できるんですが、短納期に対応するとなるとどうしても機械加工のスピードを優先させてしまうとバリは避けて通れないんです。ですから、私は機械加工後の品物についたバリを道具を使ってきれいに取っていく仕上げの作業を担当しています。全ての品物を良品にするために一個ずつ丁寧に仕上げるという重要なポジションを任されていますので、責任重大ですね。お客様からのクレームを私が防いでいると言っても過言ではありません。(笑)
でも、すごくサイズが小さいものだと作業が難しいんです。バリがついていても、肉眼で見るのが大変ですからね。拡大鏡で見ながら、バリを綺麗に丁寧にお取りしたうえでお客様に出荷しています。
機械加工後の組立てなど、最近はニーズが増えてますね。機械加工ではできない、大きいものの箱組とかの接着、溶接などもそうです。
以前、大きな水槽の組立ての依頼を受けたのですが、モノが大きすぎることや運搬上の都合上もあり、通常は工場で作業していますが、作業に必要な細かなパーツをお客様の現場に持ち込んで組み立てたこともあります。
3~4メートルのものだったのですが、2週間くらいかけて、接着や溶着を繰り返しながら組立てしました。苦労しましたから今でも鮮明に印象に残っています。
Interview from Akihide Miyaki
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